日本もサラリーマン雇用はメンバーシップ型からジョブ型へと徐々に変遷していますが個人も変化が必須です。
これから私たちが日本で生き残るためには「何をやるべきか?」についてお伝えします。
メンバーシップ型雇用とは
メンバーシップ型は日本型のシステムで、「人に仕事を割り当てる」とという雇用形態。
仕事があって成り立つわけですがその仕事がなければ会社は社員に違うことを考えます。
会社倒産の可能性などの特別な理由が無い限り社員を一方的に解雇ができないからです。
また人員整理をしたい場合は「早期希望退職」という方法もあります(私がそうでした)。
今までメンバーシップ型雇用は、社員にとって都合の良いシステムで、極端に言えば生産的な仕事をしなくても決まった給与がもらえるわけですね。
しかしメンバーシップ型雇用の生き残りはかなり厳しくなっています。
ジョブ型雇用とは
ジョブ型雇用はメンバーシップ型とは真逆で「仕事に人を割り当てる」という欧米型の成果主義!。
仕事が無くなれば契約上での解雇が可能、仕事が有ってもノルマやコスト低減があります。
なのでジョブ型雇用で社会では個の力が要求されるのが大きな特徴です。
しかしその分大きな収入が見込め、システムエンジニアなどは破格の年収になっています。
メンバーシップ型の安い給与に嫌気をさし、海外移住で成功したニュースもよく見ますね。
休暇が多い条件で国内と比較し数倍くらい稼いでいるとか。
日本はジョブ型雇用の後進国
アメリカのビジネスマンが日本に来て驚いた質問の実話です。
「日本人はなぜ1つの職業しかやらないのですか?」
「日本人はなぜ1つの会社にしがみつくのですか?」
欧米など先進国の労働者は複数(5~6ケ)の仕事をもっているのが常識。
1.ジョブ型雇用社会ではいつでも解雇になるから
2.給与が安い会社から高い会社に速攻で転職するからです。
メンバーシップ型からジョブ型雇用への変遷
2020年以降、多くの企業はメンバーシップ型からジョブ型雇用へと変遷しています。
なぜなら実質経済成長が止まり少品種大量生産(ライン生産)の時代が終焉を迎えつつあるからです。
かろうじて残るのは自動車産業くらいでしょうか?。
また急速なAI化により人は要らなくなることは目に見えていますね。
厚生労働省の推計では、日本の生産年齢人口は2025年で約6,000万人。
そして早ければ2030年頃からおよそ3,000万人の労働者が失業する可能性もあるとのことです。
さらに低賃金の外国人労働者が急速に急増しているので、日本人はどんどん仕事を奪われていきます。
だから生き残る職業は、エッセンシャルワーカーを除く専門知識分野になります。
ところで入社2~3年くらいで退社していく若者が急増していますね。
「成長やスキルアップができない」のが大きな理由。
メンバーシップ型からジョブ型雇用への変遷を肌で感じているのかもしれません。
2024年~何をやるべきか?
在日イギリス人の経営者で小西美術工藝社社長、一般社団法人社寺建造物美術保存技術協会代表、奈良県立大学名誉教授等のデービッド・アトキンソンさんのアドバイスです(TV報道)。
「日本から労働人口がどんどん減っていき経済は破綻する」
そのために必要なことは以下の2択。
1.自ら給与アップを会社に申請する。
2.海外に脱出。
そして一人一人が変化することを強調しています。
まとめ
1.2020年以降、企業はメンバーシップ型からジョブ型雇用へと変遷している。
2.急速なAI化により人は要らなくなる。
3.低賃金の外国人労働者が急増、日本人はどんどん仕事を奪われる。
これから私たちが日本で生き残るためにはスキルアップやリスキリングが必須です。